SDK Ver.2.08が公開されました

■今回のリリースの概要

1. 対象機種

(a) PlayStation4
(b) Xbox One
(c) PlayStation3
(d) Xbox360
(e) Wii U
(f) PS Vita
(g) Nintendo 3DS
(h) PC
(i) iOS
(j) Android

2. バージョン情報

(1) ライブラリ
(a) CRI Atom : Ver.2.10.00
(b) CRI File System : Ver.2.72.00
(c) CRI Base : Ver.2.41.00

(2) ツール
(a) CRI Atom Tools : Ver.2.19.00
(b) CRI Atomツールコンバータ : Ver.1.10.03
(c) CRI File System Tools : Ver.2.50.02
(d) バージョン情報閲覧ツール : Ver.1.44

(3) ドキュメント
(a) CRI ADX2マニュアル 2016/02/02版
(b) CRI File Systemマニュアル 2016/02/02版
(c) CRI Errorマニュアル

3. 主な変更点(PC版)

3.1 CRI Atomライブラリ
(1) 不具合修正
(a) criAtomExAcb_DetachAwbFile関数内で処理がデッドロックする可能性が
ある不具合を修正しました。
※Ver.2.09.39以降のライブラリで発生していました。
(b) 現在のピッチ以上の値を毎V設定し続けると、いつまで経ってもピッチが
変更されない不具合を修正しました。
※Ver.2.09.40以降のライブラリで発生していました。
(c) 音声再生中にピッチを大幅に上げた場合(1Vで700セント以上げた場合)に、
音途切れが発生する不具合を修正しました。
【補足】
本修正により、上記操作を行った場合でも音途切れが発生しなくなり
ましたが、ピッチが上がるタイミングが前バージョンより1V遅くなって
います。
(ピッチ変更に耐えうるだけのデータ量をバッファリングしてからピッチ
が変わるよう、動作を変更しています。)
(d) プレイリストモード再生時にアクショントラックが初回しか再生されない不具
合を修正しました。
(e) キューリンクを使用した階層構造データで上位階層のMuteが正常動作しない
不具合を修正しました。
(f) ACFが登録されていない状態でACBファイルをロードし、
criAtomEx_UnregisterAcf関数を実行すると、誤ったエラー情報(ACFが
登録されているかのようなエラー)が返される不具合を修正しました。
(g) マルチAWB機能を使用したACBによるストリーム再生で、常に1つ目のAWBを使用
して再生が行われてしまう不具合を修正しました。
※Ver.2.08.05以降のライブラリで発生していました。
(h) アクショントラックが含まれるキューをシーク再生すると、シークによるアク
ション読み飛ばし時に不正なワーニングが発生する不具合を修正しました。
(i) criAtomEx_SetMonitoringVoiceStopCallback関数で設定したコールバック関数
がカテゴリキューリミットによる停止要因で呼び出された場合に、停止要因と
してCRIATOM_VOICE_STOP_REASON_CUE_LIMITが渡されてしまう不具合を修正し
ました。
(j) ACFデータ内に存在するラベル情報へのアクセスに失敗する可能性のある不具
合を修正しました。
(k) 分割遷移設定されたブロックシーケンス再生で、遷移時に多重に遷移先ブロッ
クを再生してしまう可能性のある不具合を修正しました。
(l) 複数のカテゴリを参照するキューに「REACT用シーケンスエンド」マーカーを
設定すると、カテゴリの参照順によってREACTが駆動したままになってしまう
不具合を修正しました。
(m) 音声再生中に以下の関数を実行した場合に、ごくまれに音途切れが発生
する不具合を修正しました。
– criAtomEx_ExecuteAudioProcess
– criAtomExAcb_LoadAcbFile
– criAtomExAcb_LoadAcbFileById
– criAtomExAcb_GetVersionFromFile
※Ver.1.29.22以降のライブラリで発生していました。
(n) 音声データのループ区間の長さや、再生時のピッチが特定の値になった
場合に、ループ位置で音途切れの危険性が高くなるケースがあったため、
バッファサイズを調整しました。
【備考】
以前のバージョンでは、不具合発生条件に合致した場合、サーバ処理の
間隔が想定の1.125倍以上開くと音途切れが発生する恐れがありました。
修正後のバージョンでは、ループ区間の長さや再生時のピッチに関係なく、
サーバ処理の間隔が想定の1.5倍以内であれば音途切れは発生しません。
(o) WASAPI出力時、サウンドデバイスが想定外のフォーマットを返した場合
にライブラリの初期化でアクセス違反が発生する不具合を修正しました。
(p) サウンドデバイスがWAVEFORMATEX型かつWAVE_FORMAT_IEEE_FLOAT
フォーマットを要求するデバイスでWASAPIの初期化に失敗する不具合を
修正しました。
【詳細】
IAudioClient::GetMixFormat関数でフォーマット情報を取得した際、
WAVEFORMATEX型でWAVE_FORMAT_IEEE_FLOATフォーマットを返すデバイス
の環境で問題が発生していました。
WAVE_FORMAT_IEEE_FLOATフォーマットであっても、WAVEFORMATEXTENSIBLE
型で情報を返すデバイスについては問題は発生していません。
(q) 既定の再生デバイスから音声出力フォーマットが取得できない場合に、
criAtomEx_Initialize_WASAPI関数でアクセス違反が発生する不具合を
修正しました。

(2) 仕様変更
(a) 以下のAHXコーデック関連の宣言および定義を削除しました。
– CRIATOM_FORMAT_AHX
– criAtom_CalculateAhxBitrate
– CriAtomAhxPlayerConfig
– criAtomPlayer_SetDefaultConfigForAhxPlayer
– criAtomPlayer_CalculateWorkSizeForAhxPlayer
– criAtomPlayer_CreateAhxPlayer
– CRIATOMEX_FORMAT_AHX
– criAtomEx_CalculateAhxBitrate
– CriAtomExAhxVoicePoolConfig
– criAtomExVoicePool_SetDefaultConfigForAhxVoicePool
– criAtomExVoicePool_CalculateWorkSizeForAhxVoicePool
– criAtomExVoicePool_AllocateAhxVoicePool
(b) criAtomExAsr_GetBusAnalyzerInfo関数や
criAtomExAsrRack_GetBusAnalyzerInfo関数でレベル情報を取得した際、
CriAtomExAsrBusAnalyzerInfo::num_channelsよりも大きいチャンネル
のレベルが0になるよう動作を変更しました。
【備考】
以前のバージョンでは、CriAtomExAsrBusAnalyzerInfo::num_channels
よりも大きいチャンネルにも、非0のレベル値が書き込まれていました。
(c) REACTのトリガーキューの停止完了を待ってからREACTの戻り処理を開始してい
たのを、トリガーキューの停止処理開始時にREACTの戻り処理を開始するように
仕様を変更しました。
(トリガーキューのリリースとREACTの戻りとでクロスフェードのようなことが
行えるように仕様を変更しました。)
(d) Atom Ver.2.07.54にて、対応を廃止したVer.1.12.71以前のAtomCraftによって
出力されたACB/AWBについて再度対応を行いました。

(3) 機能追加
(a) 全てのAtomExプレーヤに対して停止要求を行う関数を追加しました。
– criAtomExPlayer_StopAllPlayers
– criAtomExPlayer_StopAllPlayersWithoutReleaseTime
(b) 音声に同期した再生時刻の取得関数を追加しました。
– criAtomExPlayback_GetTimeSyncedWithAudio
(c) 上記関数による再生時刻取得を有効にするためのフラグを
CriAtomExPlayerConfig構造体に追加しました。
– enable_audio_synced_timer
(d) AtomExプレーヤハンドルを列挙する関数を追加しました。
– criAtomExAcb_EnumerateHandles
(e) REACTで曲線形状の変化補間が使用できるように機能を追加しました。
(f) 曲線形状のエンベロープが設定された音声データを再生できるように
なりました。
(g) カテゴリ単位でカテゴリを参照しているキューの再生開始後、任意時間同一
カテゴリ参照キューの再生を禁止する機能を実装しました。
禁止時間の設定はAtomCraftでカテゴリに対して行ってください。
(h) キューの再生開始後、任意時間同一キューの再生を禁止する機能を実装しま
した。禁止時間の設定はAtomCraftで行ってください。
(i) トラック遷移再生でのトラック毎の遷移先別遷移タイプ設定機能に対応しま
した。
(j) AISACのPan Spreadグラフに対応しました。
(k) 7.1ch環境向けに出力スピーカーの角度を変更するAPIを追加しました。
– criAtomEx_SetSpeakerAngleArray
(l) ストリーミングデータの枯渇による音途切れが発生した際、エラーコール
バック関数に警告(W2015080610)が返されるようになりました。

3.2 CRI File Systemライブラリ
(1) 不具合修正
(a) ローダのステータスがCRIFSLOADER_STATUS_COMPLETEに遷移した瞬間に
ファイルアクセススレッドがブロックされ、その間に別スレッドで
criFsLoader_SetLoadEndCallback関数⇒criFsLoader_Load関数が実行
されると、登録したロード完了コールバックがロード完了前に実行
されてしまう不具合を修正しました。

3.3 CRI Atom Craft

(1) 仕様追加
(a) REACTの変化時間、戻り時間に曲線編集機能を追加。
(b) 再生パラメータアクションに曲線編集機能を追加。
(c) AISAC、AutomationのグラフポイントをCtrlキーを押しながらクリックで
解除に対応。

(2) 仕様変更
(a) キューが参照するバスマップの参照をマテリアルのコーデック設定と同様に
上位のフォルダ、キューシートのバスマップの参照設定を使用する仕様に変更。
(b) Androidターゲットの暗号キー設定で、キー設定が行われていないとき、Android
専用キーの適用を廃止し、PCターゲットと同じくキーを設定しない仕様に変更。
(c) プレビューの仕組みをXAudio2によるプレビューからWASAPIによるプレビューに変更。
WASAPIでのプレビューに変わることでDirectX9 エンドユーザランタイムの
インストールが必要なくなります。

(3) 不具合修正
(a) ツール起動後、初回のみオートメーションを選択したとき、オートメーション
情報のプロパティが表示されない不具合を修正。
(b) REACTのホールドタイプ・ホールド時間の設定に対して、イメージ図が適切な
表示でない不具合を修正。
(c) ワークユニットを編集対象外にしたときに、セッションウィンドウ内の対象
キュープレイヤーが残る不具合を修正。
(d) プロファイラ—のテキストログビューア機能で、数値によるフィルタリングが
AISACコントロール値を設定するログに対して適用されていなかった不具合を修正。
(e) プロファイラーのメータービューア機能で、一部の設定がグラフ側に反映されて
いなかった不具合を修正。
(f) プロファイラーのメータービューア機能で、ピーク・RMS値のグラフが表示され
なくなることがある不具合を修正。
(g) Ver.1.x系からコンバートしたプロジェクトをバージョン管理連携機能を使用した
状態でバージョン管理ブラウザを開くとツールがハングアップすることがある
不具合を修正。
(h) バスマップ名を変更したとき、変更したバスマップを参照するオブジェクトを
含むワークユニットの更新フラグが有効にならない不具合を修正。
(i) パン3Dの距離ランダムを設定すると、ツールがハングアップすることがある
不具合を修正。

■テクニカルサポートサイト

以下のURLよりSDKをダウンロードできます。
https://www.criware.jp/support/adx2/

以上